コーポレートガバナンスのエッセイ提出✓

後期1本目のエッセイを提出しました✨清々しい✨

コーポレートガバナンスの科目で、私はトヨタ自動車の取締役の多様性について論じました。

日を浴びて気持ちよさそうな黄水仙たち💛


「コーポレートガバナンス」も「取締役会」も、わくわくするようなものでもないと思いきや、なぜ多様性(例えば女性役員を増やすなど)が大事とされているのかを様々な経営理論から読み解いて、なぜ多様性が進まないのか(スーツのおじさんばかりなのはなぜ?)、私の場合は雇用制度や文化的背景の在り方から考えることができて、すごく面白かった。

また、統合報告書やサステナビリティレポートの企画制作に携わったことのある身としては、新たな視点でレポートを読み解けるようになった実感あり、実践と理論をつなげるとは何かを少し分かったような気がしました。


以降、専門用語も多くなりますが、エッセイを通して思ったことや感じたことを、一旦書き記しておきます。

総論①:どんなことを思った?
  • 企業の取締役会の多様性度合いは、社会の縮図とも言える
  • 日本の終身雇用制度(※)と、取締役会の多様性推進は相性が悪い
    • 新卒入社の人が出世していく慣習(その企業と別の経験を持った中途入社社員が出世しにくい。そもそもその企業における中途入社の社員が少ないなど)
    • 長時間労働や転勤文化(これによって、結婚や出産で職場を離れる女性多(男性は総合職・女性は事務職という傾向の時、収入の高い男性が職場に残るという選択が自然))
    • ※この辺りは、今まさに過渡期を迎えていると思う
  • 「多様性が大事」というのは、様々な経営理論で裏打ちされているなんて知らなかった
    • リソース依存理論
    • プリンシパル・エージェント理論
    • スチュワードシップ理論
  • 「MSCI日本女性活躍株」という株式指数が存在すること自体が不名誉なことでは?アメリカの金融サービス会社が、女性が活躍している日本企業の株をまとめたもので、(海外)投資家に「女性が活躍している日本企業」を認識してもらう目的で作られたそう。つまり、そうやって分類分けされないと、女性が活躍しているかどうか分からない、日本のジェンダー平等の状況よ…と思った
  • 取締役会の多様性を実現するには、コーポレートガバナンスコードの改訂(女性役員を増やしましょう、女性役員を少なくとも1/3以上にしましょう)だけでは不十分。そもそも候補者リストを多様にすることが大切なので、雇用制度や社会規範から変えていくことが必要
    • イギリスでも、OxBridge(オックスフォードとケンブリッジ大学。「早慶」と同じニュアンス?)出身の人が、その限られたネットワークを生かして、取締役になっているという批判などもあり、そもそもそのネットワーク(候補者リスト)へのアクセスが限られている=多様ではないよね?という議論がある
総論②:どんなことが印象に残った?
  • 日本企業の機関設計(会社法により、3つの機関設計から選ぶ仕組み)はユニークで、ガバナンスコードのモデルも「日本型」と分類分けしている論文も
    • 特にサステナビリティは「先進的な欧米ではー」とよく言ってしまうが、そもそも結構違うことを認識したいと思った
  • 「女性役員が多いと業績が上がる」という直接的な証拠はあまりない。一方で、「女性がいると業績が下がる」という証拠もない。ではなぜ、役員に女性がいないの?=役員候補リストに女性が入っていない(上記の女性の早期退職然り、女性の管理職がそもそも不足)
  • 女性の方が監視能力が強いと言われている。2008年の金融危機も、リーマンブラザーズに女性役員が多かったら防げたのではないかと書いていた論文も
  • 取締役の年齢に関しては若ければいいというものではない。革新的で変革を恐れない傾向にある若者と、知恵や経験を備えたベテランがいてこそ、多様な取締役会になる
  • イギリスでは、取締役はエリート層の白人男性ばかりという批判が長くあり、人種や民族の多様性が話されている。日本の文脈だと「外国人(non-Japanese)」の取締役に限っているが、「外国人(non-Japanese)」の取締役と言われた時、白人を思い浮かべる人は少なくないはず
    • ちなみに人種や民族は「私は白人です」と自分でアイデンティを明らかにするもので、他人が判断するものではない

前提①:どうして日本企業にしたの?

  • 海外の先進企業を分析して、何か日本に持ち帰えることができればとも思ったが、一国のガバナンスシステムはそう簡単に変えられるものではない中で、まず日本の現状を深く知ってみたいと思ったから
  • 海外から日本がどう見えているのか、学べる経験になると思ったから
  • 教授から「自分の国の企業を選んだら親しみもあり、面白いかも?」とアドバイスがあったから
前提②:どうしてトヨタにしたの?
  • あまり深く考えず、日本で一番大きくて(時価総額が大きい)、英語文献もたくさんありそうだったから
  • 取締役会メンバーは、男性(9名中8名が男性)、その多くが新卒トヨタ入社という典型的な日本企業だったから(分析しやすい)
  • 分析しやすかった結果、様々な理論が頭に入った気がする
ちなみに、エッセイの問いはこんな感じでした。
  1. 上場企業を選ぶ
  2. 取締役会の構成を多様性の観点(ジェンダー、民族、認知の多様性)で分析 ※認知の多様性は、取締役の年齢や任期、経歴、学歴などから測るもの
  3. その構成は、どんな強みと弱みがあるのか?各理論を用いて分析
  4. 該当企業は、その国のコーポレートガバナンスコード(あるべきガバナンスの規定をまとめたもの)にどの程度従っているか説明
※原文は以下の通りです。問いを読み解くことが何より難しく大事だと思うこの頃。

(DeepLで自動翻訳)選択した上場企業について、性別、民族、認知の多様性に関連した取締役会の構成を分析せよ。関連する取締役会理論に基づき、取締役会の構成の長所と短所、およびこれらの長所と短所の意味するところを論じること。取締役会の多様性の実践が、その国のコーポレートガバナンス・コードに規定された特定のガイダンスとどの程度整合しているかについてコメントする。

With reference to a listed company of your choice analyze the composition of the corporate board in relation to gender, ethnicity and cognitive diversity. Drawing on relevant board theories discuss the strength and weaknesses of the board’s composition and the implications of these strengths and weaknesses. Comment on how well aligned the board’s diversity practices are in relation to the specific guidance stipulated in the country’s corporate governance code. 


…まだ書きたいことあるけど(まだあるんかい笑)こんな感じです。いつになく自己満足な記事かつ文字にすると「当たり前では?」ということもあるような😅

明日は早朝散歩に出かけて、次のエッセイをスタートさせる予定です🔥組織変革(チェンジマネジメント)の授業で、社会学や心理学の理論も絡んできそうな予感。誰かに話したくなるくらい、夢中で勉強したい。

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